01/17
Tue
2017
加工機やCAD、CAMの操作が出来ることを前提とした資料(?)です。
(´・ω・`)
■手順1 設計データの製作
まずは加工したい形状をCADを使用して製図します。
全部採寸して描いてもいいですが時間がかかると思うので、良かったらこちらのデータを使ってください。
※一応チェックしてるけど、寸法間違ってたらごめんね(´・ω・`)
ダウンロードしたデータ
↓
今回はこんな形状に加工します。
この後説明しますが、両端は位置合わせに使用するので残しておてください。
※編集の際、絶対にもとあった線の位置を移動させないこと。
※消したり、線の長さを変えるのは問題ないです。
DXF形式で保存して、CAMソフトへ読み込ませましょう。
■手順2 加工プログラムの作成
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次に加工プログラムを用意しますが、先に下にある「手順3 加工準備」を見てきてください。
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何をするかなんとなくわかったと思いますので、
・位置決め用のプログラム
・加工用のプログラム
の2つのプログラムを作成しましょう。
□位置決め用のプログラム
一番遠い穴2つを使うのが無難です。
この円(Φ2.0mm)をつかって、「Φ2.0mm深さ3mm」の穴をあけるプログラムを作成します。
作成したら、このプログラムだけを「位置決め用のプログラム」として保存します。
□加工用のプログラム
加工プログラムを作成します。
プレートの厚みによって異なりますが、今回は普通のFRPプレートを加工するので1.6mm削ります。
加工箇所を選択して、「加工用のプログラム」を作成して、保存します。
※位置決めのプログラムは含めません。
※ただ、誤って含めても加工に問題は出ません。
加工に必要なデータが準備出来ました。
■手順3 加工準備
百均などで買ってきた箱に、5mmの樹脂板を両面テープで貼り付けます。
加工で高さ方向の精度を出しやすくするため、貼り付けには薄い両面テープを使ってください。
箱を両面テープで貼り付けたら、樹脂板の表面を加工原点に設定して「位置決め用のプログラム」を実行します。
加工が終わったら、穴に2mmのピンを刺しましょう。
今回追加工する部品に両面テープを貼って‥
ピンを使って位置を決めながら樹脂板にFRPプレートを貼り付けます。
貼り付けたらピンを外します。
FRPプレートの表面を加工原点に設定して「加工用のプログラム」を実行します。
カーボンを削る場合は、粉が加工機のリニアガイドやベアリングを痛めるおそれがあるので、百均の箱に水を注いでおくと加工中粉が飛び散りません。
加工終了です。水を使った場合はキッチンペーパーなどで削りカスを越しながら水を捨ててください。
キッチンペーパーは水を切ってゴミ箱にポイ。
取り外したら、完成です!!
ぶっちゃけどうでも良い部品は手加工の方が早いです‥
ただ、精度が必要・何度も同じものを作る・綺麗につくりたい‥という場合にはCNCが活躍するでしょう!!