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05/11

Wed

2016

「セットアップ」の設定1

ここでは、
 ・部品の向き
 ・材料のどの辺りに加工を施すか
を決定します。


1)3Dデータが用意されてい状態にします。
2)セットアップの左側のアイコンをクリックします。
3)すると黄色いゼリーのようなものに3Dデータが囲まれます。

この黄色い部分が現在設定中の材料です。
3Dデータが黄色い部分に収まっていない場合には、この後の設定で修正していく必要があります。




「セットアップ」アイコンを押すことで、下図のような設定画面が表示されます。
1)「セットアップ」タブを選択します。
2)方向の欄をクリックして、プルダウンメニューを表示させます。
3)プルダウンメニューから、「Z軸/平面、X軸を選択」を選択します。
4)Z軸の項目が「カーソルを含んだ項目が、青く選択された状態」になっているのを確認します。

これは、「3Dデータからカーソルで選択してくれ、選択した所を項目のパラメーターとして設定するから」という状態です。



1)上向きの面を選択します。
これによって、「選択した面」に「エンドミルの底面」が当たるように設定されました。



もし側面を選択した場合、下図のように側面から刃物を当てて加工するよう設定されてしまいます。
※あくまでも例です。



1)右上のサイコロのような図を、「上」という文字のみが正常な向きで表示されるように操作します。(下図のように表示されればOK)
2)この状態で3Dデータを見て、矢印が
 ・右向きの矢印がX
 ・上向きの矢印がY
になっていればOKです。

※サイコロは、左クリックした状態で回したり、サイコロの面をクリックしたり、周辺の矢印を押して向きを変えることができます。


ちなみに設定したXYは、加工機で以下のように認識されます。



次に原点を設定します。
これは加工する際に参照するマーカーのようなものです。
1)原点の項目を選択し、プルダウンメニューを開きます。
2)メニューから「ストックボックス」を選択します。
3)ストックポイントの項目が選択された状態にします。
4)3Dデータの左下、上面の角を選択します。
※選択の際は、右上のサイコロでよく位置を確認してください。
※原点は、3Dデータがどのような形状でも、基本的に「左下の上面」に設置してください。





「セットアップ」タブの設定が終わりました。
次は 「セットアップ」の設定2 へ続きます。

■補足
ローラーの場合は外形が円なのでX軸・Y軸の向きはそれほど気になりませんが、
それ以外の形では指定を必要とする場合もあります。
指定が必要な場合には、下記の手順で設定が可能です。

1)X軸の項目をクリックして、青く選択された状態にします。
2)「X軸に設定したい方向」を向いた面を選択します。
3)ストックポイントを左下上面に設定し、X軸の向きを確認します。


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05/11

Wed

2016

「工具ライブラリ」の設定

ここでは加工の際に使用するはものについて設定を行います。
新しい形状の刃物を手に入れたら、都度追加していってください。

1)工具ライブラリを開きます。


1)開いた工具ライブラリから、「Local」を右クリックします。
2)開いたメニューから、新規工具ライブラリを選択します。
3)新しく製作した項目に使用する機械の名前(ここでは「Qt100」)を入力します。
※既に使用する加工機名のフォルダが存在する場合にはこの操作は不要です



1)加工機名のフォルダー(文字部分)をクリックし、選択(欄を青く)します。
2)「新規ミル工具」のボタンを押します。
※既に使用する刃物が制作してある場合にはこの項目は不要です。



1)使用する刃物の特徴を入力していきます。
こちらの刃物を使用した場合、下図のような設定値になります。

     Fusion360表記   リンク先の購入ページ表記
フラットエンドミル = スクエアエンドミル
       直径 = 刃径
       軸系 = シャンク径
    首下&刃長 = 刃長
 全長&ボティ長さ = 全長


1)「送りと速度」のタブを選択します。
2)A~Eの項目を設定します。
※A~E以外の項目は機械(KitMillシリーズ)に影響しないので設定の必要はありません

それぞれの項目は以下のような意味を持っています。
 ・A、B、C = 横方向への加工速度(リューターのように、左右に穴を繰り広げる動作)
 ・D、E    = 上下方向への加工速度(ドリル加工のように、材料へ刃物を差し込む動作)

この項目の数値を誤って設定すると、以下の様なことが起こります。
 ・大きすぎる → 刃物が耐えられず折れる
 ・小さすぎる → 必要以上に加工時間が伸びる

下図の数値は、「KitMillシリーズ」で、「φ2mmのエンドミル」を使用した際におよそ最適な送り速度になっています。

もし別の刃径へ変更する場合には、以下のように設定すると良いでしょう。
 ・φ1mm   → A、B、Cを150に変更
 ・φ1.5mm  → A、B、Cを225に変更
 ・φ3mm以上 → A、B、Cを300のまま
 ※スピンドルの出力が足りなくなるため、刃物が変わっても300より上には設定しません

もし加工材料が樹脂のように柔らかい場合には、以下のように設定することができます。
 ・D、Eを 50(硬い)~100(柔らかい) の範囲で変更
 ※加工の経験を積んで、材料の硬さの違いがわかるようになってきたら変更してください。


これでOKボタンを押し、設定内容を確定します。
他の「軸」などのタブは設定不要です。

■補足
新しい刃物が手に入ったら、「QT100」フォルダ内に新しい刃物を追加していってください。
もし使用する機械が変わった場合には、フォルダーを新しく作ると良いでしょう。

05/11

Wed

2016

「セットアップ」の設定2

ここでは、
 ・使用する材料の大きさ
を決定します。

"「セットアップ」の設定1"から続けて設定を行ってください。
「ストック」タブを選択します。


「モード」を「相対サイズボックス」に、
「ストックオフセットモード」を「側面とトップ_ボトムにストックを追加」に設定します。

「固定〇〇」は3Dデータを無視して、加工する素材の大きさを決める機能です。
また、「◯◯にストックを追加」というのは〇〇の方向に材料を広げるという意味です。
いくつか種類がありますが、使ってみて最も簡単そうな機能を、上記で設定して頂いています。



ストックの量を設定していきます。
といっても基本的に操作するのは2項目だけです。

1)ストックサイドオフセット
「使用する刃物直径+1mm」に設定します。
例:2mm(φ2mmのエンドミル) + 1mm = 3mm
これは外周を切削した際に、刃物の跡と材料の残りを確認できる最適な数値になっています。
ただ、入力する数値が0~10程度であれば適当に入力しても動作に問題はありません。

2)ストックオフセット
「使用する材料-3Dデータの最も厚い部分の長さ」を入力します。
例1:2mm(板厚) - 2mm(3Dデータの部品の厚み)= 0mm
例2:3mm(板厚) - 2mm(3Dデータの部品の厚み)= 1mm

CNCの取り扱いに慣れてくると、大抵の場合は下記のように考えて 材料の板厚=3Dデータ厚 でそれぞれ用意するようになります。

・材料の厚みを揃える為の加工時間がもったいない
・材料の厚みを揃える為に削り取り、廃棄する材料がもったいない
  ↓
・部品の厚みに合わせて材料の厚みを決める
・材料の厚みに合わせて部品の厚みを決める

ワークショップの際も上記のように考えて準備を行い、例1のように0mmを設定しました。




これで「OK」ボタンを押し、セットアップの設定を終了します。
「ボスト処理」タブは特に設定を行いません。

05/11

Wed

2016

「CAMモード」への移行

CAMの機能を使うには、まず「CAMモード」へ移行する必要があります。

1)3Dデータを製作します。
2)左上のボタン(使用状況によって表示が異なります)を押します。
3)スクロールの中から「CAM」を選択します。左上のボタンの表記がCAMになればOK。

(クリックで拡大)

補足
・3Dデータの修正をしたい場合は、同じ手順で、左上のボタンを「CAM」から「モデル」へ変更してください。
・CAMの設定をした後でモデルの修正をすると、CAM画面でエラー「!マーク」が表示されます。
その場合は、
エラーのでている項目を「編集」→「OK」と進める必要があります。

04/01

Fri

2016

ユーザーの皆様の改造例を紹介していきます。

  • ボリュームの形状変更、抵抗値変更



  • ケースの外観変更



     

       

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