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「工具ライブラリ」の設定

ここでは加工の際に使用するはものについて設定を行います。
新しい形状の刃物を手に入れたら、都度追加していってください。

1)工具ライブラリを開きます。


1)開いた工具ライブラリから、「Local」を右クリックします。
2)開いたメニューから、新規工具ライブラリを選択します。
3)新しく製作した項目に使用する機械の名前(ここでは「Qt100」)を入力します。
※既に使用する加工機名のフォルダが存在する場合にはこの操作は不要です



1)加工機名のフォルダー(文字部分)をクリックし、選択(欄を青く)します。
2)「新規ミル工具」のボタンを押します。
※既に使用する刃物が制作してある場合にはこの項目は不要です。



1)使用する刃物の特徴を入力していきます。
こちらの刃物を使用した場合、下図のような設定値になります。

     Fusion360表記   リンク先の購入ページ表記
フラットエンドミル = スクエアエンドミル
       直径 = 刃径
       軸系 = シャンク径
    首下&刃長 = 刃長
 全長&ボティ長さ = 全長


1)「送りと速度」のタブを選択します。
2)A~Eの項目を設定します。
※A~E以外の項目は機械(KitMillシリーズ)に影響しないので設定の必要はありません

それぞれの項目は以下のような意味を持っています。
 ・A、B、C = 横方向への加工速度(リューターのように、左右に穴を繰り広げる動作)
 ・D、E    = 上下方向への加工速度(ドリル加工のように、材料へ刃物を差し込む動作)

この項目の数値を誤って設定すると、以下の様なことが起こります。
 ・大きすぎる → 刃物が耐えられず折れる
 ・小さすぎる → 必要以上に加工時間が伸びる

下図の数値は、「KitMillシリーズ」で、「φ2mmのエンドミル」を使用した際におよそ最適な送り速度になっています。

もし別の刃径へ変更する場合には、以下のように設定すると良いでしょう。
 ・φ1mm   → A、B、Cを150に変更
 ・φ1.5mm  → A、B、Cを225に変更
 ・φ3mm以上 → A、B、Cを300のまま
 ※スピンドルの出力が足りなくなるため、刃物が変わっても300より上には設定しません

もし加工材料が樹脂のように柔らかい場合には、以下のように設定することができます。
 ・D、Eを 50(硬い)~100(柔らかい) の範囲で変更
 ※加工の経験を積んで、材料の硬さの違いがわかるようになってきたら変更してください。


これでOKボタンを押し、設定内容を確定します。
他の「軸」などのタブは設定不要です。

■補足
新しい刃物が手に入ったら、「QT100」フォルダ内に新しい刃物を追加していってください。
もし使用する機械が変わった場合には、フォルダーを新しく作ると良いでしょう。
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