ここでは、
・部品の向き
・材料のどの辺りに加工を施すか
を決定します。
1)3Dデータが用意されてい状態にします。
2)セットアップの左側のアイコンをクリックします。
3)すると黄色いゼリーのようなものに3Dデータが囲まれます。
この黄色い部分が現在設定中の材料です。
3Dデータが黄色い部分に収まっていない場合には、この後の設定で修正していく必要があります。
「セットアップ」アイコンを押すことで、下図のような設定画面が表示されます。
1)「セットアップ」タブを選択します。
2)方向の欄をクリックして、プルダウンメニューを表示させます。
3)プルダウンメニューから、「Z軸/平面、X軸を選択」を選択します。
4)Z軸の項目が「カーソルを含んだ項目が、青く選択された状態」になっているのを確認します。
これは、「3Dデータからカーソルで選択してくれ、選択した所を項目のパラメーターとして設定するから」という状態です。
1)上向きの面を選択します。
これによって、「選択した面」に「エンドミルの底面」が当たるように設定されました。
もし側面を選択した場合、下図のように側面から刃物を当てて加工するよう設定されてしまいます。
※あくまでも例です。
1)右上のサイコロのような図を、「上」という文字のみが正常な向きで表示されるように操作します。(下図のように表示されればOK)
2)この状態で3Dデータを見て、矢印が
・右向きの矢印がX
・上向きの矢印がY
になっていればOKです。
※サイコロは、左クリックした状態で回したり、サイコロの面をクリックしたり、周辺の矢印を押して向きを変えることができます。
ちなみに設定したXYは、加工機で以下のように認識されます。
次に原点を設定します。
これは加工する際に参照するマーカーのようなものです。
1)原点の項目を選択し、プルダウンメニューを開きます。
2)メニューから「ストックボックス」を選択します。
3)ストックポイントの項目が選択された状態にします。
4)3Dデータの左下、上面の角を選択します。
※選択の際は、右上のサイコロでよく位置を確認してください。
※原点は、3Dデータがどのような形状でも、基本的に「左下の上面」に設置してください。
「セットアップ」タブの設定が終わりました。
次は
「セットアップ」の設定2 へ続きます。
■補足
ローラーの場合は外形が円なのでX軸・Y軸の向きはそれほど気になりませんが、
それ以外の形では指定を必要とする場合もあります。
指定が必要な場合には、下記の手順で設定が可能です。
1)X軸の項目をクリックして、青く選択された状態にします。
2)「X軸に設定したい方向」を向いた面を選択します。
3)ストックポイントを左下上面に設定し、X軸の向きを確認します。
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