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05/11

Wed

2016

「ポスト処理」の設定

修正中
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05/11

Wed

2016

「ドリル」の設定

修正中

05/11

Wed

2016

「2D輪郭」の設定

ここでは、
 ・"輪郭加工"のツールパス生成
を行います。

まずは「2D▼」の中から、「2D輪郭」を選択します。


これから加工経路の設定を行っていきます。

まずは使用する刃物を確認します。
ポケット加工で刃物を選択していれば、「工具」の項目へ自動的に刃物が選択されているはずです。
※選択されていない場合は、"2Dポケット」の設定"を参照して刃物を選択してください。

注意:
基本的に、1パーツ1種類の刃物で加工するようにしましょう。
1パーツ2種類の刃物で加工できれば、色々な形状のものを加工できるようにはなります。
ただその反面、刃物や座標の管理が大変になりますし、工程が増えることで加工を失敗する事が増えます。


次のタブを選択します。
「輪郭選択」の項目をクリックします。
ここで加工する範囲を決定します。


図の赤線部分を選択します。
※輪郭加工の際に選択するのは、部品底面の縁(エッジ)部分です。


穴を切り抜くだけなら上記の設定だけでいいのですが、
部品の輪郭を加工すると部品を支える部分がなくなるため、部品が飛んでしまいます。

部品が飛ぶことのデメリット
・部品を紛失する
・部品が飛ぶ際にエンドミルに引っかかり、部品がえぐられてしまう。
・加工中に外れると、刃と余りの材料の間に部品が挟まり、刃物が折れる。
・飛んだ部品が、次の切り込み部分(Z軸が降下する位置)に入り込むと加工が妨げられる。
(2個以上同時に加工する場合)

これを防ぐために、プラモデルのランナーのようなもの、「タブ」を設けます。
「タブ」にチェックを付けると、赤枠内のような設定が現れると同時に、3Dデータの方にタブが表示されます。
※1つは部品の裏側に隠れています。

設定内容は以下のようになっています。
・タブ形状
 タブの形状です。
 「四角」と「三角」がありますが、ひとまず四角で良いと思います。

・タブ幅 / タブ高さ
 設けるタブの幅と厚みです。
 小さいと加工中の負荷で千切れますし、大きいと材料から切り離すのが困難になります。
 ひとまず、幅2mm、高さ0.5mmに設定して、使用しながら調整してみてください。
 
・タブポジショニング
 距離:支持した間隔でタブが設けられます。
 点:グラフィック上にクリックすることで、任意の位置にタブを設けることができます。
  
・タブ距離
 「タブポジショニング」で点に設定した場合は表示されません。
 タブ同士の距離です。部品の形状によっては設定された距離で配置されない場合がります。

 

次のタブを選択します。
ここでは加工深さの設定を行います。
が、ここでは特に応用はなく、下記の画像のように設定して頂ければ結構です。


次と次のタブについても、下記の画像のように設定してください。
ここでは項目が多すぎるため、ひとまずオススメの設定を掲載しています。
設定を行ったらOKボタンを押して設定を終了します。
※複数深さについては、よくよくあっているか確認してください。間違っていると刃物が折れる恐れがあります。
 

↓正常に設定できると下図のように表示されます。
正常に生成されているか以下の点についてご確認ください。
・ツールパスが複数段で構成されているか
・タブ部分で刃物が避けているか(図中赤矢印)
・部品にツールパスが食い込んでいるところはないか

05/11

Wed

2016

「2Dポケット」の設定

ここでは、
 ・ポケット加工"のツールパス生成
を行います。
ポケット加工とは、升の中央部分のような凹んだ部分を作る加工の事を言います。
切り抜きのように貫通してしまうと困るときに使用してください。

まずは「2D▼」の中から、「2Dポケット」を選択します。


これから加工経路の設定を行っていきます。
まずは使用する刃物を選択します。
ドリルマークのタブを選択し、「工具」の項目をクリックしてください。


刃物の選択を行います。
ここでは、先の「「工具ライブラリ」の設定」で設定した刃物を選択します。
1)工具タイプにだけチェックを付けます。
2)そこからスクエアエンドミルを選択します。
3)事前に設定しておいた刃物を選択します。

2でスクエアエンドミルを選択しないと、一切刃物が出てこない状態になると思います。
また逆に、無数に選択できる刃物が出てきた場合は、「「工具ライブラリ」の設定」の設定の際に必要ないフォルダにチェックが入ってしまっていると思います。



刃物が選択されたら、内容を確認します。
1)使用したい刃物の名前が表示されているか
2)300mm/minに設定されているか(KitMill Qt100を使用する場合)
3)50mm/minに設定されているか(KitMill Qt100を使用する場合)


次のタブを選択します。
「ポケット選択」の項目をクリックします。
ここで加工する範囲を決定します。


図のA・Bを選択します。
すると、凹んだ部分の底面だけ青くなります。
この青い部分がポケット加工で切削される範囲です。
余計なところまで青くなっている場合には選択し直してください。

※ポケット加工の際に選択するのは、ポケット加工の底面にある、内側と外側の縁(エッジ)です。
升のような形状の場合には、外側の縁だけ選択する事になります。


次のタブを選択します。
ここでは加工深さの設定を行います。
が、ここでは特に応用はなく、下記の画像のように設定して頂ければ結構です。


次と次のタブについても、下記の画像のように設定してください。
ここでは項目が多すぎるため、ひとまずオススメの設定を掲載しています。
設定を行ったらOKボタンを押して設定を終了します。
  

↑ 基本的には上の設定内容から変更する必要はありませんが、以下の点だけ覚えておくと便利です。

A)「最大粗取り切り込みピッチ」「仕上げ切り込みピッチ」
これは1回に切り込める最大の深さです。(Z軸方向)
KitMillQt100でジュラルミン(A2017)を削る場合には、0.1mmずつ形を整えながら加工していきますので、「最大粗取り切り込みピッチ」「仕上げ切り込みピッチ」共に0.1mmに設定する必要があります。
POMのように柔らかい材料を削る場合には、この値を0.2mmに増やして加工時間を短縮させることができます。

各項目にカーソルを合わせると、その項目の説明が表示されますので、慣れてきたら色々いじってみると面白いと思います。

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

↓正常に設定できると下図のように表示されます。
正常に生成されているか判断する目安としては以下のとおりです。

1)加工したい範囲よりも内側に青線(ツールの軌跡)があるか
青線は刃物の中心が通るところです。縁から刃物の半径分だけ離れている(オフセットされている)のが正常です。

2)青い線がZ軸方向に複数描写されているか
少しずつ掘り下げていることから、Z軸方向に複数の軌跡が描写されます。
これが底面に1周だけしか描写されていない場合には、刃物は一発で底面まで切削しようとしますので、結果として刃物が折れることになります。
線同士の間隔や本数も参考になります。
下図では 0.75mmの段差 を 0.1mmの間隔で削りますので、8段の線で構成されているハズです。

0.75mm / 0.1mm = 7.5回 → 小数点以下を繰り上げて 8回


05/11

Wed

2016

「セットアップ」の設定1

ここでは、
 ・部品の向き
 ・材料のどの辺りに加工を施すか
を決定します。


1)3Dデータが用意されてい状態にします。
2)セットアップの左側のアイコンをクリックします。
3)すると黄色いゼリーのようなものに3Dデータが囲まれます。

この黄色い部分が現在設定中の材料です。
3Dデータが黄色い部分に収まっていない場合には、この後の設定で修正していく必要があります。




「セットアップ」アイコンを押すことで、下図のような設定画面が表示されます。
1)「セットアップ」タブを選択します。
2)方向の欄をクリックして、プルダウンメニューを表示させます。
3)プルダウンメニューから、「Z軸/平面、X軸を選択」を選択します。
4)Z軸の項目が「カーソルを含んだ項目が、青く選択された状態」になっているのを確認します。

これは、「3Dデータからカーソルで選択してくれ、選択した所を項目のパラメーターとして設定するから」という状態です。



1)上向きの面を選択します。
これによって、「選択した面」に「エンドミルの底面」が当たるように設定されました。



もし側面を選択した場合、下図のように側面から刃物を当てて加工するよう設定されてしまいます。
※あくまでも例です。



1)右上のサイコロのような図を、「上」という文字のみが正常な向きで表示されるように操作します。(下図のように表示されればOK)
2)この状態で3Dデータを見て、矢印が
 ・右向きの矢印がX
 ・上向きの矢印がY
になっていればOKです。

※サイコロは、左クリックした状態で回したり、サイコロの面をクリックしたり、周辺の矢印を押して向きを変えることができます。


ちなみに設定したXYは、加工機で以下のように認識されます。



次に原点を設定します。
これは加工する際に参照するマーカーのようなものです。
1)原点の項目を選択し、プルダウンメニューを開きます。
2)メニューから「ストックボックス」を選択します。
3)ストックポイントの項目が選択された状態にします。
4)3Dデータの左下、上面の角を選択します。
※選択の際は、右上のサイコロでよく位置を確認してください。
※原点は、3Dデータがどのような形状でも、基本的に「左下の上面」に設置してください。





「セットアップ」タブの設定が終わりました。
次は 「セットアップ」の設定2 へ続きます。

■補足
ローラーの場合は外形が円なのでX軸・Y軸の向きはそれほど気になりませんが、
それ以外の形では指定を必要とする場合もあります。
指定が必要な場合には、下記の手順で設定が可能です。

1)X軸の項目をクリックして、青く選択された状態にします。
2)「X軸に設定したい方向」を向いた面を選択します。
3)ストックポイントを左下上面に設定し、X軸の向きを確認します。


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